AppleがAndroid機を手がけるHTCを20件の特許侵害で訴える

Appleは3月2日、HTCがAppleの特許を20件侵害しているとして、アメリカ国際貿易委員会とデラウェアにある連邦地方裁判所に訴訟を提出しました。

この特許にはiPhoneのユーザーインターフェイスに関するものが含まれています。

GoogleはAndroidにマルチタッチ機能を追加することを長い間しぶっていましたが、
それはこの訴訟戦争が始まるのを懸念しての事だったのでしょう。
Googleがマルチタッチを追加し、Androidが勢いづいてきたところを、Appleが釘を刺した形になります。

Appleの公式ページにはスティーブ・ジョブズ氏の発言として、次のように書かれていました。

“We can sit by and watch competitors steal our patented inventions, or we can do something about it. We’ve decided to do something about it,” said Steve Jobs, Apple’s CEO. “We think competition is healthy, but competitors should create their own original technology, not steal ours.”

以下スティーブ・ジョブズ氏の発言意訳
「我々は競合他社の特許侵害をじっと監視するか、何か行動を起こす事が出来る。」
「競合他社には健全であって欲しい。彼ら自身のオリジナルな技術を作るべきだ。
我々のものを盗むのではなく。」

もし、この訴訟が認められればHTCは米国内で特許侵害しているとされるスマートフォンを発売することが出来ません。
HTCは多くのAndroid機を手がけているので、そのような事態になればAndroidの勢いに大きな打撃となるでしょう。

訴訟根拠とされ特許内容 一部分 （筆者が勝手に訳し解釈したもので公式ではありません）
・「ユーザーインターフェイスの不変ではない時間による移動」
・「自発的な発見によりコマンドを決定するためのタッチスクリーンデバイスと方法、グラフィカルユーザーインターフェイス」
・「アンロックイメージを動かすことによるデバイスのアンロック」
・「タッチスクリーン上でのリストのスクロールやドキュメントの整形、スクロール、回転」
・「デジタルカメラデバイスの電力を制御するためのシステムと方法」
・「ポータブルデバイスにおけるユーザーアクティビティの自動反応とセンシング」
・「通信能力と品質を向上させるためのGMSKシグナルプロセッサ」
・「プロセッサの処理部分の電圧供給を減らすことによる電力節約法」
・「オブジェクト指向グラフィックシステム」

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Apple vs HTC

Apple vs HTC -

via Apple sues HTC for patent infringement (Updated with specifics) | 9 to 5 Mac