2009年7月11日土曜日

俺ngadget:Chromonica 270

一時期ハーモニカにはまっていて、今やオブジェになっているHOHNER製Chromonica 270です。

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DVC10083 HOHNERはハーモニカ界では有名なドイツの楽器メーカーです。

ハーモニカのいいところは比較的安価でいいものが手に入り、小さく、気軽に楽しめることです。死ぬほど超絶高級品は100万をゆうに超えますが、一般的なプロが使用するものは数万円くらいのものです。このハーモニカは1万2000円ほどしましたが、プロと変わ らない音色が出るはず、はずなのです。それは吹く人によります。

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ハーモニカにはいくつか種類があって、これはクロマチックといって、音の出し方がピアノに近く、直感的です。ピアノ向けの楽譜を買ってきて、メロディだけ抜き出せば、すぐ曲が吹けます。右に出っ張ってるレバーを操作すれば、3オクターブ分の音が出ます。

普通に吹くと結構音がでるので、練習場所には注意です。カラ○ケBOX等で内緒で吹くのがオヌヌメです。

人間iPodになって好きな曲吹くと楽しいです。

2009年7月9日木曜日

app:つみネコ

IMG_0047 無題 (115円)

その名の通り、ネコをつむゲームです。ただネコを積むだけなのに、なんでこんなに面白いのか。今現在app storeでゲームカテゴリ有料6位のかなりアツいソフトです。

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ゲームは簡単。バルーンに隔離されてるネコを、とっては乗せ、とっては乗せするだけです。たまにネコがニャーニャー泣きます。ネコも種類があってデブ猫からちび猫まで、ネコタワーのバランスを左右する様々なネコがランダムで出てきます。

IMG_0054 積んでいくと、どんどんアンバランスになっていきます。積む位置を微妙に変えたり、Touchを傾けると、ある程度安定します。

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ネコの塔が崩れるとゲームオーバーです。ネコがニャーニャー言いながら超笑顔で散っていきます。

老若男女みんなで楽しめるゲームだと思います。むさい男3人がゲラゲラ笑いながら盛り上がったんだからある意味間違いありません。

2009年7月8日水曜日

hon:ルポ精神病棟/大熊一夫著 [★★★★★]

DVC10073 今回はこの「ルポ精神病院」を紹介します。その名の通り、著者である大熊一夫氏が精神病院に潜入し、その実態を詳細に記しています。なかなか精神病院というのは身近ではないので、この本を読むまで、正直偏見じみたものをもってました。そもそも精神病院と言うと、データがターミネーター2しかありません。「患者が暴れまわってて怖い、マッチョな人が監視してる」くらいしか知識がありませんでした。しかし、この本を読んで180度考えが変わりました。180度と言うのは、怖いのは患者の方ではなく、患者を診る側だということです。精神病院は全てが診る側に管理されているので、その裁量次第で患者はどうにでもなるということです。ただし、この本の初版は1981年であり、現状は分かりません。この本は当時、相当なセンセーションを巻き起こしたので、もしかすると改善されているのかもしれませんが。

とにかく、このルポの凄いところは著者が病院に潜入取材を試みているところ。どのように潜入するかと言うと、その方法が大胆かつ直球。自分がアルコール中毒の振りをして、医者から正式に精神病院への入院を認めてもらう、というものです。
普通なら、そんな嘘すぐに見抜かれる、と思いますが、なんと即認められてしまします。著者は前日と朝に大量のアルコールをワザと飲んだだけなのに、です。引用するとこんな感じです。

―酒やけもしていないのに、はたして入れてくれるだろうか。もっと周到に、アル中のしぐさを勉強すべきではなかったか……。(中略)車にゆられたら急に酔いが回ってきた。吐いた。運転手の迷惑そうな目。酒を飲んで吐くような弱々しいアル中なんて。あやしまれないだろうか……。
(中略、医者に診てもらう)医師が懐中電灯で私の目の玉を照らし、中をのぞいた。
「こりゃー飲んでる。入院だ、入院だ」
一分たらずの診察の結果、白衣を着た屈強な男に抱えられて奥へ連れていかれた。妻が私のあとを追おうとしたら、金切り声が飛んだ。
「ここから先は、家族の方はご遠慮くださいっ」―

著者は精神病院に入り、初めて悲惨な実態を目の当たりにします。読んでいて、正直監獄よりひどいと思いました。病院の受付はとても綺麗なのに、そこからは想像もできないような、人間の生きていく場所ではないような別世界が、厚い金属の扉を隔てて存在していたのです。もちろん外のものは中の様子を知ることができません。患者が面会に来た人に訴えようにも、病院側にうまくいいくるまれてしまいます。精神病院という性質上、患者がおかしなことを言ってる、で片づけられてしまします。

患者は医者が退院を許可するまで、外へ出ることが出来ません。患者は少しでも反抗すると「電パチ」と呼ばれる電気ショックをうけます。これを何回もうけると脳に影響がでて人が変わります。強く反抗するとロボトミー手術、前頭葉の部分切除を受け、前の自分には戻れなくなります。ある医者は製薬会社と組み、通常より高値で薬を仕入れ、患者を薬ズけにして、利ざやで私腹を肥やしていました。この様を、「精神病院は牧畜業者だ」と言う人もいます。

ここで紹介しきれないほど多くの問題をこの本ではとりあげています。また、著者は、これは一部の悪徳精神病院の話ではなく、ごく一般的な病院でのことである、としています。

30年も前の話ということもあり、現在はどうなってるのか分かりませんが、逆にいえば30年しかたっていません。是非読むことをお勧めします。かなり衝撃的でした。

2009年7月7日火曜日

hon:東大落城/佐々淳行著 [★★★★★]

honでは僕が読んだ本で面白かったものを紹介していこうと思います。第一回目は僕が尊敬する佐々淳行氏が書いた「東大落城」です。

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佐々淳行氏は「危機管理」という言葉を作った人で知られ、日本の安全保障の近代化に尽力されました。あさま山荘事件、東大安田講堂事件を指揮したことでも知られています。この本では、その東大安田講堂事件について、自身が陣頭指揮した経験をいかして、生々しく記されています。

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当時の貴重な写真もあります。

この事件は全共闘が東京大学本郷キャンパスを封鎖して立てこもった、いわゆる学園紛争です。放水車、火炎瓶、投石、大学内の劇薬など、なんでもありの大激闘だったようです。ちなみに、事件が起こった1969年の東大入学試験は中止され、次年度の入学者は0人となっています。

この本を読んで興味深かったのは警察、機動隊の苦悩が垣間見れた事です。はじめは全共闘vs警察だったのですが、次第に面白半分の若者が暴れだし、世間の風潮も「警察は若者をいじめている!」となり、警察は四面楚歌状態だったそうです。それでも佐々氏指揮のもと、バリケードを攻略していきます。

警察は様々な作戦を立て、全共闘に挑戦していきますが、中でも面白かったのは「大学付近のコンクリート平板を早朝のうちに全部はがせ」という作戦です。これは、学生が警察に投石するのを防ぐためで絶大な効果を発揮しました。

佐々氏の文才もさることながら、さすが第一線で指揮していただけあって、記述が細部にわたっていて、不謹慎ですが、当時を知らない人間でも読んでて非常にドキドキさせられました。オススメです。

2009年7月6日月曜日

俺ngadget:あひるのUSB掃除機

自分が持ってる小物=俺ngadget を紹介していこうと思います。決してE○gadgetとは全く圧倒的に関係ありません。

DVC10060 第1回目はUSBのあひる型掃除機です。秋葉原の露店で確か900円だかで買いました。

背中のボタンを押すと、内蔵されたモータが回り、吸い込んでくれます。吸い込みは強くありませんが、消しゴムのかす程度はすってくれます。
音が多少うっさいです。電動ひげそりくらいあると思います。

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あひるの首をもぐとゴミがとれます。ゴミはあひるの頭の方にたまり、モーターには仕切りとして丈夫なフィルターがあります。普通の掃除機と同様、このフィルターにゴミがたまると吸い込みが弱くなります。

気に入ってるところは、吸い込んだゴミがアヒルの口からこぼれ落ちないことです。口の奥の方に弁があって、アヒルを逆さにすると弁が閉じてゴミがこぼれなくなります。

かなり重宝してるのですが、類似品を全く見た事がありません。確かなのは、炎天下の日、幻のように秋葉原の路地裏に出現した露店で買ったということです。アヒルの腹に「SANWA SUPPLY」って書いてあるような気がしますが、サンワサプライの製品情報のどこにものってません。むしろ本当に秋葉で買っt

こんなのならありました。

アヒルが相当スタイリッシュになったみたいです。

Amazon 割引率”高”