Nexus One の本当の解像度は392×653?

Nexus Oneはディスプレイに省電力有機ELのAMOLEDを採用し、公称では解像度480×800(WVGA)となっていますが、このほどLuke Htchison氏が調査研究したところによると、Nexus Oneの実質解像度はほぼ392×653だそうです。

Nexus Oneのディスプレイ拡大図

Luke Hutchison氏は「Android Hacker」を名乗る、MITのコンピュータサイエンスと人工知能研究所に所属する博士候補生で、Nexus Oneの愛用者でもあります。
Nexus Oneに表示される文字や模様がぼやけて見える事は知られていましたが、
愛深きゆえにその理由を解明してしまったのでしょうか。

Hutchison氏の論文によると、NexusOneのAMOLEDに採用されているPenTileという技術が原因のようです。
このPentileは下の写真のように赤、青、緑の原色を赤と緑のペア、青と緑のペアに分けて配置する方法を指します。赤と青は、緑の２倍の太さをもっています。
この模様は上の写真でも確認出来きます。
Pentile技術は、様々な効果がありますが、他の色より寿命が短い青色を長持ちさせるなど、長寿命化にも有効です。

しかし、Hutchison氏がRGBピクセルを数えると有効解像度は392×653ほどとなったようです。
これが、Nexus Oneのディスプレイの文字や模様がぼやけるように見える原因のようです。

 

巨大Nexus One

 

via Nexus One display not true WVGA? | Android Community
source Secrets of the Nexus One's screen: science, color, and hacks