6月7日、米Appleは「iPhone 4」を発表し、6月24日にアメリカと同じく日本でも発売されることが決定しました。スマートフォン界にまたひとつBIG WAVEが誕生したわけですが、性能的に何が良くて何が悪いのか一目で分かるように、競合するAndroidスマートフォンとのスペック比較表を作りました。
iPhone 4 と現行Androidスマートフォンとの比較
iPhone 4 | Evo 4G | Nexus One | |
OS | iOS 4 | Android 2.1 | Android 2.1 |
スクリーン サイズ | 3.5インチ IPS 960×640 | 4.3インチ TFT LCD 800×480 | 3.7インチ AMOLED 800×480 |
CPU | Apple A4 | Snapdragon 1GHz | Snapdragon 1GHz |
メモリ | ? | 1GB ROM 512MB RAM | 512MB ROM 512MB RAM |
内部ストレージ容量 | 16GB / 32GB | 無し | 無し |
microSD | 無し | 32GBまで対応 | 32GBまで対応 |
USB | ドックコネクタ | microUSB | microUSB |
背面カメラ | 500万画素 フラッシュライト | 800万画素 オートフォーカス デュアルLEDフラッシュ | 500万画素 オートフォーカス フラッシュライト |
最大録画 解像度 | 720p 30fps | 720p 20fps | 800×480 |
フロントカメラ | 有り VGA | 有り 130万画素 | 無し |
サブマイク | 有り ノイズキャンセリング 対応 | 無し | 有り ノイズキャンセリング対応 |
Adobe Flash | 無し | Flash Lite | Android 2.2により対応 |
Bluetooth | 2.1 + EDR | 2.1 + EDR | 2.1 + EDR |
Wi-Fi | 802.11b/g/n | 802.11 b/g | 802.11 b/g |
GPS | aGPS | aGPS | aGPS |
FMラジオ | 無し | 有り | 無し |
TV出力 | Apple AVケーブル | micro HDMI | 無し |
サイズ | 高さ:115.2mm 幅:58.6mm 厚さ:9.3mm | 高さ:122mm 幅:66mm 厚さ:12.7mm | 高さ:119mm 幅:59.8mm 厚さ:11.5mm |
重さ | 137g | 170g | 130g |
バッテリ | ? (3G最大6時間 Wi-Fi最大9時間) 取り外し不可 | 1500 mAh 取り外し可能 | 1400 mAh 取り外し可能 |
SIM | MicroSIM | 無し | MiniSIM |
センサ | 3軸ジャイロスコープ 加速度センサ 近接センサ 環境光センサ など | 加速度センサ 近接センサ 環境光センサ など | 加速度センサ 近接センサ 環境光センサ など |
スペックだけで見ると、iPhone 4で特筆すべきことは高解像度高精細なディスプレイとバッテリー駆動時間にあると思います。
解像度は一般的なAndroidのものより、縦横共に160ピクセル多くなっていますが、面積にするとiPhone4はAndroidの1.6倍の解像度を持っていることになります。しかし、当然情報量も多くなると思われますが、それは高精細ゆえ文字の大きさとトレードオフということになるので、文字主体のWEBブラウズなどの快適性はAndroidとさほど変わらないのではと思われます。
また、iPhone4の3G連続6時間、WiFi連続9時間の電池駆動性能はスマートフォンとして1日戦うには十分な性能と言えます。進化めまぐるしいAndroidスマートフォンですが、バッテリーの消費もめまぐるしいことで有名なので、当分の間Androidにとってうらやましい性能の1つとなるのではないでしょうか。
iPhone新世代はこれから1年以上はこのスペックで戦う事になると思いますが、一方Androidはハード、OS共に数カ月単位で改良されています。しかし、iPhoneにはAndroidの数倍規模のアプリケーション資産と市場があり、スペックでは測れない魅力があります。
現状AndroidがシェアにおいてiPhoneを破竹の勢いで追い上げていますが、iPhone4の存在が今後どのような影響を与えるのか注目です。
詳しいiPhone 4のスペックはこちら
アップル - iPhone - iPhone 4の技術仕様
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